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●「おたくは死んだ」のか?

最近では「オタク」はオサレなもの、としてとらえられているようですが、現状に対しての苦言を呈する人もいます。

おたく【第一世代】であり、自他共に認める「オタキング」である岡田氏は2006年

「おたくは死んだ」という趣旨の発言をしています。

氏によると、

□ 【第三世代】の最近の若いオタクは、自分の興味のある作品に関しては深く追求するものの、そこから少しでも外れたものに関しては一切見向きもしない。いわば一点主義的な人がほとんど。
彼ら以前のおたくが、興味のあるジャンルがあれば、それに関する著作や、ありとあらゆる映像作品を見ようとしたのとは対照的である。

さらに最近の「オタクブーム」によって、年齢を問わず【第三世代】なメンタリティーを持ったオタクが世間に増殖している。

【第三世代】にとって、オタクとは単に自分と他人とを差別化するアイデンティティーに過ぎない。

世間から差別的扱いを受けてきた【第一世代】とは、共通概念たりえなくなった。

ここにきて、本来の「おたく」の存在意義は失われてしまった

とのこと。

氏のこのような発言に対しては、「古い世代の感傷にすぎない」、「優越感を持てる場がなくなって悔しがっている」というように見るむきもあります。

確かに最近の「オタクブーム」の中では、「オタク」的な人やモノは認知され、昔のように努力して自らのアイデンティティーを確立する努力をしたり、社会の風潮に立ち向かう必要はなくなっています。

そして、そのような若い層の姿は、上の世代の元祖「おたく」には、「ヌルい」ものに映るのかもしれません。